EX68 オプション設定


2000/5/14更新 ウイルス警告を追加

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動作オプション設定 (V205用)


メニュからoptionを選択した時のダイアログで設定する 以下のパラメータは ex68起動時のディレクトリのX68.CFGに記録され、 起動時に読み込まれます。


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画面設定
[描画更新速度]
□55f/s
 マルチメディアタイマを使ってEX68上でX680x0のソフトを一定速度で走らせる為に使用します。  55frame/秒で動作させます。このオプションを設定してもPentiumCPUの速度が遅いときは  55frame/秒以下になります。
○x1 x2 x3 x4 x8 x1.5
x1からx8のエミュレータ内の描画レートを指定します。 x1は毎回、x8は8回のVSYNCで描画は1回となります。 55f/sを指定しても55f/sが維持できずに遅くなるときはx1ではなくx2,x3,x4,x8を選択してください。  描画を省略した時間を68000MPUのエミュレーションに割り当てます。
[画面のサイズ設定]
○ノーマル
512x512付近になるように必要な時は画面の拡大(StretchBlt)を行います。 256x256のゲーム等では縦横それぞれ2倍に拡大します。 (ビデオカードによっては拡大処理のオーバーヘッドが多くなり遅くなります。)
○X68000サイズ
横方向に画面拡大を行っています。ピクセル比は役5対4でX68000の 画面比率に近い設定です。。 (ビデオカードによっては拡大処理のオーバーヘッドが多くなり遅くなります。)
○拡大無し
ピクセルの拡大は行いませんので、描画時間は一番速いくなりますが、 表示画面が小さいのでゲーム等ではDirectDrawのオプションと同時に指定したほうがよいでしょう。 高解像度で表示するソフトでも指定します。
○全画面拡大
windowsの全画面サイズで表示します。   拡大処理はオーバーヘッドが大きいのでDirectDrawのオプションを指定したほうがよいでしょう。
□windowsサイズ可変
windowsの画面解像度をEX68の画面サイズの近い値に変更します。
□DirectDraw
DirectXをインストールしてある場合にはこのオプションの指定により画面解像度をさらに小さく出来ます。   特に画面のカラーモードが16ビットカラー以外で使っている場合の切り替えは   DirectDrawオプションを指定しないと極端に遅くなります。
[推奨設定]
ゲームなどで、より高速に動作させたい場合は 「拡大無し」と「windowsサイズ可変」を選択してください。 「ノーマル」「X68000サイズ」「全画面拡大」時の速度はビデオカードに依存します
[MPUの下限クロックの設定]

ここではMPUエミュレーションに割り当てるMPU時間の最低保証値を指定します。
○10MHz
PentiumCPUの速度が十分な時はX680x0の処理時間を10MHz相当と指定します。
○5MHz
PentiumCPUの速度が十分でない時はX680x0の処理時間を5MHz相当と指定します。 描画の負荷が重くなるときにはMPUのエミュレーション時間を半分まで落として 描画フレームレートを維持する為に空けた時間を描画に割り当てます。
[内部バッファの設定]

EX68の動作速度に大きく影響します。
EX68は16ビットカラー以外では速度が低下しますが、16ビットカラーでも2種類のモードがあります。
□15bpp選択/(16bpp時)
64K色モードの時15bppと16bppが選択出来ます。これはビデオカードにより HALのサポート範囲が違う時にどちらか速い方を選択してください。

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サウンドの機能設定
[FM音源カード]

サウンドブラスタを使うにはサウンドブラスタのインストールによるBLASTER環境変数の設定が必要です。
○無し
○OPL3 サウンドブラスタ
サウンドブラスタが有効なときYM2151の動作を変換します。4opまたは2op NTでは使用しないように!
○OPL2 サウンドブラスタ
サウンドブラスタが有効なときYM2151の動作を変換します。2op x 2 NTでは使用しないように!
○PC9801-26/86(YM2203)
NTでは使用しないように!
○X68SOUNDエミュレータ(m_puusan)
m_puusan氏のFM/ADPCMエミュレータX68Sound.dllを使用します。 通常WAVによるADPCM出力オプションとは併用出来ません。
[X68SOUND option]
○ 22050
再生サンプリング周波数(より軽い)
○ 44100
再生サンプリング周波数
□ pcm8
X68SOUND.DLL内のPCM8機能を有効にします。
□ADPCMをWAVに割り当てる
WAVデバイスが使用出来る時にADPCMを変換します。 変換は最初のアクセス時に一括して変換しています。 まだ変換できない場合もあります。 現在は再生のみで、録音は対応していません。
□midi test
MIDIが有効な場合にSHARP製MIDIボードをエミュレーションします。 まだわずかな機能を実装したのみです。テンポはあいません。

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その他の機能設定

[その他機能の設定]
□FLOAT2.Xに内蔵FPUを使う
X68000のconfig.sysで組み込むfloat2.xのFE呼び出しをフックして FE呼び出し後はVCのライブラリまたはpentium内蔵FPUを使います。 高速化する時にはチェックし、float2.xの演算もエミュレートする時は外します。 X680x0との互換性を重視するときはチェックをはずしてください。
□バックグラウンド動作
フォーカスを失った時にも動作させるか選択する。
□Soft Eject有効
プログラムからのフロッピーEjectを有効にします。 無効にするとプログラムが進まない場合は起動時オプションの-nなどを使います。
□フロッピー4ドライブ(起動時設定)
標準2ドライブに対し、拡張ドライブを2つ実装した設定となります。 起動時に有効になりますので、設定を変更した時はreset後に有効になります。
□WINDRVにFDを割り当てない(起動時設定)
WinDrv.sysの組み込みによりアクセスするWindowsのドライブからフロッピーディスクは除外します。
[互換/速度の設定]
□スプライト透過処理
スプライトのパレットはインデックス0以外でRGBが全て0の時プライオリティの より低いスプライト、BGを透明にします。 作業用に画面バッファが空いている必要があり。処理はやや重い。
□グラフィック透過処理
グラフィックのパレットはインデックス0以外でRGBが全て0の時プライオリティの より低いグラフィックを透明にします。 作業用に画面バッファが空いている必要があり。処理はやや重い。
□VSYNC待ちをしない
ポーリングでのVSYNC待ちを行いません。用途はあまり無い。
□毎フレームパレット更新
パレットが更新された場合は全画面の書き換えが必要ですが、処理が重い時に このチェックをはずすと間引きを行います。
[]
□ウイルスの疑いを警告する
ディスクイメージのIPLやSRAMの起動設定を書き換えを検出して警告と確認のダイアログを表示します。
 同じ動作を行うフォーマットやディスクコピーなどの時も表示されますのでウイルスかどうかは状況から判断してください。
「許可しない」を選択した時はエラーを返します。

ディスクの検出はiocsのb_writeをチェックします。2HDは最初の1024バイト、ハードディスクは最初の1024バイトと0x2100から1024バイトの書き換えを検出します。SRAM起動は$ed0018をb0に書き換える瞬間を検出します。ウイルスの動作はこれ以外にもありますので全てのウイルスが検出できるわけではありません。


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STICKの機能設定
JOY STICKの割り当て [JOY STICK 1/2 Windowsの設定]
WinodwsでのPAD 1/2の割り当てを指定します。
○使用しない
ゲームなどで独自にキー割り当てを行っている場合など重複を避ける為に指定します。
○キーボードカーソル+ZXC+VB+ASD
カーソルキーと
Z..A button
X..B
C..C (TRIG L)
V..START
B..SELECT
A..TRIG X
S..TRIG Y
D..TRIG Z
○2~4ボタンPAD1/2
4ボタンまでのパッドかスティックを使います。 JOY STICK1にはPAD1をJOY STICK2にはPAD2を割り当てます。 実際に接続されていないと無効になります。
○2~8ボタン拡張PAD1/2
8ボタンまでの拡張タイプのJOY STICKを使用する場合
○PC98 stick 1/2
PC98XX用のサウンドボードに接続したstickを使用する(動作未確認)
[JOY 1/2 X68000]
○標準 2ボタン
通常の2ボタンタイプ
○標準 3ボタン
CボタンはAとB同時押しになる
○標準 4ボタン
Cは左右同時押し、Xは上下同時押し
○拡張 4ボタン AB/CX バンク切替え
CとXボタンはバンク切替え
○拡張8ボタン
C以降のボタンはバンク切替え
○カスタム
ボタン配置はAT2X.KEYファイルの6番目の定義により設定する。ユーザー定義用

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マウス/キーボードの機能設定
[マウスエミュレーション]
○マウスem iocs
iocs互換のエミュレーション。 iocs経由でマウスを検出するソフトの場合カーソル位置を合わせられます。
○マウスem SCC
マウスのエミュレーションをSCC経由で行います。 よりハードに近い部分でのエミュレーションですが、環境により動かない様です。 SX-WINDOWではチェックしないと動きません。 マウスカーソルが残る場合もチェックが必要です。
[推奨設定]
通常はiocs経由で使いますが、動作しない場合や、マウスカーソルが残ると金 SCC経由で使います。
[キーボードエミュレーション]
□キー割り込みエミュレーション
キー入力をMFPエミュレーションで処理します。より互換性が高くなりますが、 キートップのコード割り当ての自由度は下がります。 JISキーボード(日本語キーボード)を使う場合はキー割り込みエミュレーションを指定します。 (JISキーボードではキー定義ファイルAT2X106.KEYを使ってください。)
□IME無効
WindowsのIMEをEX68内では無効にします。 EX68の日本語入力と重ならないようにチェックしておきます。
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デバッグの機能設定
[デバッグ用設定]
□text off ..spr bg1 off
デバッグ用に各プレーンの表示をカットします。不具合のあるプレーンを特定する為に使用。
[Performance]
○Pentium TSC
QueryPerformanceCounterを使いbitbltとvideo合成の処理時間をパネルダイアログの タイトル部分に表示します。 18msをBitBlt、Gen,MPUそれぞれ割り振っている時間を表示しています。  特別時間がかかっている部分があれば設定の変更、ハードウェアの更新等により  実行速度が改善するかも知れません。
スキャンコード
at2x.keyで定義する仮想キーの割り当てを調べるために使用します。 scan = (00xx) 仮想キーコードでwm_keyup,wm_keydownで受け取ります。 code = (00xx) wm_charで受け取ります。キーによっては出力されません。

X68000のパネルダイアログ
X68000の各種LEDとフロッピーダイアログ
HDD,FDDのアクセスランプ
FDD EJECT禁止LED
HIGH RESO,TIMER,POWER LED
POWER ボタン
キーボードステータスLED
ディスクイメージファイル指定ダイアログ


メールyamama@ps.ksky.ne.jp